管理番号 | 新品 :26066185 | 発売日 | 2024/02/21 | 定価 | 21,500円 | 型番 | 26066185 | ||
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北朝鮮系の無地刷毛目の平盃です。 赤みがある土と、高い温度で焼き締められているため白泥が溶けてしまっていること、などが特徴です。 浅川伯教の著作に登場する北朝鮮の窯のものですが、戦前を最後に現在まで十分に調査されてはいません。 このあたりのことは、かつて大阪・老松骨董通りの店主から教えてもらったことをベースに、当方が調べたことを加えています。 もう一点、加えるならば、この手の品にはほぼ小皿しか出回っていないことも特徴です。 徳利や茶碗、鉢のようなものは、収集家レベルではまず見ることはありませんでした。 この手のものは、小皿や釘彫りの小皿など、数点を出品しましたが、手持ちのものはこれが最後となります。 さて、この品ですが、やや深い手の皿になるので、平盃として使用が可能です。 見込みの中央部には、円形の削り(鏡)が切ってあり、中央部には重ね焼きの溶着を防ぐための細かい砂がまかれています。 釉薬掛け外しによる「火間」もあり、高台はくるくると削り取っているなど、なかなか味のある盃です。 爪で弾くとキンキンと甲高い音が響くので、よく焼成されていることがわかります。 印籠継の箱が付属します。 李朝時代(朝鮮王朝時代)初期。 口径 10.5㎝。 高さ 3.5㎝。 高台径 4.5㎝。 重さ 150g。 箱の大きさ 13㎝×13㎝×5.5㎝。